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旅行やライブの記録

B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”(感想)


2018-01-14
さいたまスーパーアリーナ

B'zが1月13、14日にさいたまスーパーアリーナで、最新アルバム・ダイナソーを引っ提げてのライブ「B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”」を開催した。前回のライブ「B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」から約2年ぶり。


★ライブ開始前の様子

B'zの場合、入場直前まで自分の席がわからないチケットになっていてかなりドキドキする。当日の直前販売もあって、売れ行きがわるいのかと思いきや、会場は400レベルまでしっかり埋まっていたので杞憂。気のせいか、いつもよりワイルドな見た目の男性や妙齢の女性を多く見かけた。

前週の東京ドーム公演では、開演に間に合わず最初の曲を聴けなかったという話も。それを受けてか、今回は観客の入場の動きがなくなるまで始まらなかった。結局、約10分遅れでようやくオープニング映像がスタート。ツアータイトルに関連してか、ジャングルを動き回る映像だった。この、最初に映像を見てからアーティストが登場するパターンが結構好きだ。大画面に映る迫力ある映像が現実からライブモードへと徐々に気持ちを切り替えてくれる。


★ハイライト

・FIREBALLの最後の叫び。どこまで声が伸びていくのか。
・まさかのMOTEL演奏。日替わり曲の枠で前日演奏していたから、今日はやらないと思ったらまさかの…ラストのサビからアウトロの流れがとても感動的。
・リラックスした雰囲気の愛しき幽霊。ライトだけのシンプルな演出の中、スーパーアリーナのゆるキャラ・たまーりんのぬいぐるみを抱きながら歌う稲葉さんに和む。
・弱い男でのカメラワーク。歌う前のステージ下を映像で巡ったり、サビで観客の男性を「弱い」「柔い」などの言葉に合わせて抜いていったり。


★新たな曲との出会い ~孤独のrunaway

今回のライブで印象に残っているのが「孤独のrunaway」という曲だ。「B'zのライブジムにようこそ」と稲葉さんが掛け声を上げた直後に演奏された。曲自体は1991年のアルバム収録と古く、ライブ参加前までこの曲を知らなかった。正確には名前は知っていたが、どんな歌詞やメロディーなのかを知らなかった。

基本的にはセットリスト(演目)を事前に見てからライブに行くことが多い。聴き込んだ曲が生の演奏でどう表現されるか、どう化けるかを聴くのが楽しみだからだ。今回も例に漏れず、事前にセットリストを見てから参加した。けれども「孤独のrunaway」だけは、聴いたことがないと分かっていて、あえて聴かないまま臨むことにした。自分にとっての新曲とライブで初めて出会える余地を残しておきたかった。

以前、Mr.Childrenのライブで発売前のアルバム曲を中心に展開するライブがあった。その時は、面白い試みだけどやっぱり歌詞がわかっている状態で聴けたほうが心に響くなという感想だった。その後いくつかライブに参加する中で、ライブで新曲に出会える瞬間がひとつくらいあると、変化がつけられて面白いのではないかと考えることがあった。とはいえ、アーティストが毎回新曲を披露するとは限らない。そこで、意図的に新曲に近い位置づけのものをひとつ設定した上でライブ参加してみた。

今回の「孤独のrunaway」では、この楽しみ方がプラスに働いたと思う。曲の出だしを聴いてゾワッと震えがくる感じ。一番のサビが終わるまで様子をうかがう感じで聴いていると、観客の振りに特有の動きがあって、ライブの盛り上げ曲かつ定番感のある曲だと感じた。案の定、歌詞は全然わからず、そうした意味では心への響きは弱いけど、それ以上にメロディーとパフォーマンスがとてもカッコよく聞き惚れてしまった。ライブ後に音源を聴いてみたけど、やはりライブでのカッコよさ・迫力には勝てない。こんな風に曲との出会いの印象度を最大限に高める力がライブにはあると思う。だからライブ参加はやめられないのだろう。今後おそらく行われるであろう「Pleasure 2018」でも同じような感動をぜひ味わいたいところだ(→ 祝! B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 開催決定)。


★セットリスト

【本編】

1.声明
2.CHAMP
3.孤独のRunaway
4.ハルカ
5.ルーフトップ
6.FIREBALL
7.MOTEL
8.赤い河
9.SKYROCKET
10.それでもやっぱり
11.愛しき幽霊
12.弱い男
13.Purple Pink Orange
14.イチブトゼンブ
15.DIVE
16.Dinosaur
17.King Of The Street
18.フキアレナサイ
19.Still Alive

【アンコール】

20.ultra soul
21.BANZAI