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旅行やライブの記録

米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃(感想)

2019-1-27
米津玄師のライブ「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」へ。横浜アリーナの回に参加した。

チケット確保からライブ開催までの期間が短かったのもあり、いつになくスピード感のあるライブという印象だった。
チケット争奪戦も激しかったが、これが紅白後に販売だったとしたら、より大変なものになっていただろうなと感じる。

会場は久しぶりの横浜アリーナ。2015年のB'zのライブ以来だ。
横浜線で新横浜駅へ行くことが多いけど、今回は地下鉄ブルーラインを使って向かってみたところ、これがかなり快適。横浜線のラッシュ感覚と違って余裕で座れたのもあり、落ち着いた気分で新横浜に降り立つことができた。横浜線と比べて72円高いのが難点だけど、気にしない人にはブルーラインおすすめ。

デジタルチケットと身分証明書による本人確認にどのくらい時間がかかるか読めなかったので、念のため早めに会場に着いたがこちらはスムーズだった。とはいえ適当な対応ではなく、マスクを外すよう指示され、顔と身分証明書をしっかり照合していてチェックが機能している印象を持った。
また、座席の位置はこのタイミングまでわからないシステムになっていて、アーティストの中でもかなり強力な転売対策を取っているといえる。

中に入るとアリーナの様子が以前とどこか違って見えた。調べてみると2016年に改修していたようで、思わず時の流れを感じてしまった。
撮影した花には、紅白の舞台になった徳島の大塚国際美術館の文字も。今や聖地となり多くのファンが訪れているそう。
そして客層は想像以上に幅広かった。若者がほとんどと思いきや、ファミリーや中高年も結構多く、人気の厚みを実感。

ライブはほぼ定刻でスタート。終演時間は開始から約1時間50分後だった。



………



ライブの感想をどのように残すかは常に悩んでいて、ただ昨年とまるっきり同じなのも書いていて面白みに欠ける気がした。
なので今回は、敢えていったん放置して1週間くらい経っても自分の中に強く残っている楽曲について感想をシンプルに残すことにした。


Flamingo
ピンクの光とオーバーサイズの衣装は米津ワールドへの招待状。

LOSER
せり上がる舞台上でサビの手の振り”フ-!”は反則レベルの盛り上げ。

飛燕
色褪せたカラーに加工された演奏の映像がクール。

アイネクライネ
サビに入る前の七色の光の移ろいにうっとり。

春雷
キー下げと歌い方がつくりだすラストのサビ前のある種の狂気。

Moonlight
バンドの後ろのスペースで表現されるコンテンポラリーダンスに注目。

amen
目だけ開いたゾンビみたいなダンサー集団がおどろおどろしい。

Undercover
太鼓を持った不気味なダンサー集団の乱れのない動きはどこか異様な光景。

ピースサイン
手をピースの形にしてサビで振るのはこの曲ならではのお楽しみ。

Lemon
光の柱に包まれて歌う様子はまさに厳かで神秘的。

ごめんね
ダンサー集団と会場全体で楽しく合唱。

灰色と青
シンプルな演出で歌い上げる姿は締めにぴったり。


本編ではMCがほぼなかったので、そのままないかと思いきや、アンコールで予想以上に長いトーク。昔より楽しくツアーができている、会場は大きくなったが近い距離でライブをしている感覚がある、といった話があった。良いこともわるいことも長くは続かない、という深い話をしつつ、話しているうちにまとまりがなくなっていく感じが、逆に人間味を感じられて印象的だった。

また会えたらそのときは、メランコリーキッチンが聴けたらいいな。

セットリスト

本編

01.Flamingo
02.LOSER
03.砂の惑星
04.飛燕
05.かいじゅうのマーチ
06.アイネクライネ
07.春雷
08.Moonlight
09.fogbound
10.amen
11.Paper Flower
12.Undercover
13.爱丽丝
14.ピースサイン
15.TEENAGE RIOT
16.Nighthawks
17.orion
18.Lemon

アンコール

19.ごめんね
20.クランベリーとパンケーキ
21.灰色と青