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旅行やライブの記録

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019 "キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!"だと!? ふざけるな!!(感想)

2019-05-11
サザンオールスターズのライブ「LIVE TOUR 2019 "キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!"だと!? ふざけるな!!」へ。メットライフドームの回に参加した。

もともと、40周年を迎える2018年に大規模なツアーをやるかと思っていたら、この年の単独公演はNHKホールでのキックオフライブの2日間のみだった。
そうした背景もあって、今回の40周年ツアーは満を持してという印象であり、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかすごく楽しみだった。

会場は埼玉のメットライフドーム西武ドームも他球場と同様にネーミングライツを売却していて、この名前になったのは2017年3月からとのこと。この記事を書くにあたって確認してみると、2005年3月から開始して複数の名前を経て現在に至っているようだ。

最寄りの西武球場前駅までのアクセスは便利とはなかなか言いにくいが、駅名のとおり下車後の球場までのアクセスはとてもよい。
駅前には多くの出店が並んでいて、ほかのドームよりもお祭り感を感じられる。なお、一番近いファミリーマートにはおそろしいほどの列ができていたので、コンビニにある食べ物や飲み物などがほしい人は極力ここに着くまでに買っておくことをおすすめしたい。
もし、お祭り的な混雑は避けたいけど早めに現地近くまで来ておきたい的な人は所沢駅を利用するのがいいと思う。ごはんやお茶をするくらいなら十分すぎる拠点になる。

西武ドームと言えば、完全密閉ではなく、客席と屋根の間が開いている構造が有名だ。
5月ぐらいだと日中は汗ばむ気候で半袖などの軽装でも問題ないが、夜はさすがに肌寒さを感じる。温度調節できる上着を持ってるといいなと感じた。雨対策はそこまで過剰にならなくてよいと思うけれども、座席によっては100均で売っているようなカッパを準備しておくと安心だと思う。

スクリーンにはたびたび三ツ矢サイダーWOWOWのCMが映し出されていた。
客層を見てみると40~50歳代と思われる人が多かったが、もちろん若い層も結構いて、老若男女問わずの人気ぶりだった。

ライブは定刻から10分過ぎたくらいでスタート。終演時間は開始から約3時間30分後だった。



………



今回も米津玄師ライブの時のように、感想を残すのを敢えていったん放置してみた。1週間くらい経っても自分の中に強く残っている楽曲を思い出して、キーワードで残していきたい。


東京VICTORY
ミスチルのReflectionツアーの1曲目を彷彿とさせる、幕によるシルエット演奏にどきどき。

壮年JUMP
「再開の日 所沢に帰ってきたよ」のような会場を意識した粋な歌詞の変更。

北鎌倉の思い出
日没近い哀愁感じる雰囲気と原さんのやさしい歌声と。

慕情
待望の夜や輝く青いライトに伸びと高さのある歌声が合わさり心揺さぶる雰囲気を醸成。

愛はスローに少しずつ(仮題)
新曲をライブで初めて聴く場合でも、歌詞の全表示があれば心理的距離を一気に短縮。

わすれじのレイド・バック
スクリーンに映し出されたメンバーの若い頃の写真とゆったりした曲調を通して感じる時の流れ。

思い過ごしも恋のうち
会場全体で抑えられていた何かが解放される瞬間、そして歓声。

はっぴいえんど
夜風を感じながらのしっとりな雰囲気。

マンピーのG★SPOT
パンツを被った男性ダンサーと水着を着た女性ダンサーの混沌とした雰囲気はさすがのエロス3部作。

LOVE AFFAIR~秘密のデート
横浜の夜景の映像をバックに踊る男女のあやうさ。

勝手にシンドバット
2018年の紅白歌合戦を思い出さずにはいられない極上の盛り上がり。

旅姿四十周年(旅姿六人衆)
幾多の苦難を乗り越えてきたバンドが披露する感謝の選曲とサウンド

★その他
・控えめなステージ演出:3分の1を終えたくらいから光や映像の多用が始まった(西武ドームが半野外のため、日が落ちるまで演出を感じにくかった可能性もあるけど)。

・圧巻の演奏曲数の多さ:36曲・3時間30分の構成は、他のアーティストの約1.5~2倍にあたる。これだけの量の楽曲を演奏する体力や気力はとても還暦を過ぎたバンドとは思えないものだ。

・型にはまらないセットリスト:一般的に周年ツアーでは誰もが知っているような大ヒット曲を中心にセットリストを組む傾向が見られる。そうした中で、王道の形を外してくるところに攻めの姿勢を感じる。セトリを事前に見ずに参加した(特にライトな)ファンの中には期待外れだった人もいるかもしれないが、考え方によっては多くの新しい楽曲と出会えるいいきっかけと言えるのではないだろうか。

全体としては演出より演奏で勝負するライブという印象だった。大規模ツアーは5年周期になっているので、次は45周年だろうか。また素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしたい。

セットリスト

本編

01.東京VICTORY
02.壮年JUMP
03.希望の轍
04.闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて
05.SAUDAGE~真冬の蜃気楼~
06.彩~Aja~
07.神の島遥か国
08.青春番外地
09.欲しくて欲しくてたまらない
10.Moon Light Lover
11.赤い炎の女
12.北鎌倉の思い出
13.古戦場で濡れん坊は昭和のHero
14.JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)
15.女神達の情歌(報道されないY型の彼方へ)
16.慕情
17.愛はスローに少しずつ(仮題)
18.ゆけ!!力道山
19.CRY 哀 CRY
20.HAIR
21.当たって砕けろ
22.東京シャッフル
23.D.J.コービーの伝説
24.わすれじのレイド・バック
25.思い過ごしも恋のうち
26.はっぴいえんど
27.シュラバ★バ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA
28.マチルダBABY
29.ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
30.イエローマン~星の王子様~
31.マンピーのG★SPOT

アンコール

32.I AM YOUR SINGER
33.LOVE AFFAIR~秘密のデート
34.栄光の男
35.勝手にシンドバット
36.旅姿四十周年(旅姿六人衆)