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旅行やライブの記録

GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25TH HOTEL GLAY THE SUITE ROOM(感想)

2019-11-24
GLAYのライブ「GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25TH HOTEL GLAY THE SUITE ROOM」へ。さいたまスーパーアリーナの回に参加した。



ファン層は30~40歳台がメインで、女性の比率のほうが高いかな、などと考えているうちに開演時刻の16時に。すぐに会場が暗転すると「HOTEL GLAY殺人事件」の映像が流れ始めた。ライブの展開にどんな影響を与えるのか、期待感が高まる。


衝撃的な映像のラストと共に始まったのが「My name is DATURA」。今年10月に発売された最新アルバム「NO DEMOCRACY」の収録曲のひとつだ。レーザーの動きにあわせて会場のテンションは一気に上がる。


今回のツアーは「NO DEMOCRACY」がセットリストの核になっていて、「Flowers Gone」や「JUST FINE」などアップテンポの収録曲を次々に届けてくれた。


ライブのほぼ全編にわたってスクリーンに歌詞が表示されているのもうれしい演出で、初めて聴く曲や歌詞を完全には把握していない曲であっても言葉が頭の中にすっと入ってくる。


特に「戦禍の子」から始まり、TERUさん作詞作曲で親子の絆を歌った「COLORS」などを経て、映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」の日本語吹替版主題歌に採用されている「氷の翼」に至る流れでは、バラードを中心に今の時代のGLAYが作り上げた音楽をじっくりと堪能することができた。


また、懐かしのヒット曲や久しぶりに披露する楽曲の多くを日替わりで披露しているのも特徴的だ。


この日は「口唇」「Winter,again」「月に祈る」などを織り交ぜていたが、前日のライブでは「誘惑」「HOWEVER」「BEAUTIFUL DREAMER」などを演奏していて、まさに甲乙つけがたいとはこのこと。


複数の日程で参加するファンには嬉しい展開だし、1日しか参加しないファンにとっては「あの曲も聴きたかった…」「また参加して聴いてみたい」という思いにさせられる。


約3時間のライブの終盤では、25週年の最後を東京ドームのライブで締めくくるという予告もあり、ファンの熱気はさらにヒートアップ。アンコールまで歌い終えたTERUさんの「行ってきます!」の言葉に、力強くやさしい「行ってらっしゃい」の声で会場が包まれた。


HOTEL GLAY殺人事件」のエンドロールに思わず会場からは笑みがこぼれる。約10年ぶりのベストアルバム「REVIEW II -BEST OF GLAY-」の発売も来年の春に決まり、2020年のGLAYの活動にも目が離せない。

セットリスト

本編

01.My name is DATURA
02.黒く塗れ!
03.Flowers Gone
04.JUST FINE
05.everKrack
06.戦禍の子
07.あなたといきてゆく
08.COLORS
09.誰もが特別だった頃
10.笑顔の多い日ばかりじゃない
11.はじまりのうた
12.氷の翼
13.Into The Wild
14.AMERICAN INNOVATION
15.BLACK MONEY
16.Beautiful like you
17.つづれ織り~so far so yet close~
18.口唇
19.THINK ABOUT MY DAUGHTER
20.Bible
21.REIWADEMOCRACY
22.反省ノ色ナシ

アンコール

23.Winter,again
24.月に祈る
25.FATSOUNDS
26.VERB