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旅行やライブの記録

Mr.Children「FATHER&MOTHER Special Prelive エントランスのエントランス」(ライブ感想)

※コロナ禍で参加したライブについて、うろ覚えの記憶で振り返る


(概要)
公演日:2022年4月8日(金)
場 所:東京ガーデンシアター(東京都)


(背景)
・2019年の「Against All GRAVITY」を最後に、コロナ禍の影響で2020年12月の新アルバム「SOUNDTRACKS」に係るツアーも行われず、ミスチルのライブをずっと渇望していた。
・2021年9月、「B’z presents UNITE #01」の大阪公演にミスチルの出演が決まったが、コロナの感染状況等により応募自体を断念した。後に配信ライブを見て、行きたい気持ちが相当に高まった。
・2022年1月、待望の30周年ツアー開催が発表された。それに先立つプレライブの開催も3月に発表され、運よくご縁があって参加できることになった。


(感想)
約3年の時を経てミスチルのライブに参加できたことは、コロナ禍におけるライブとの関係性の中で最も感動的な瞬間だったと思う。

30周年ツアーのセトリをベースとした公演なので、開始前のワクワク感はこれまでに経験のない水準に達していた。一方で、最初の曲は全く想像できなかった。1曲目に「youthful days」が披露されたことには、意外性とともにコロナ前のかつての日々への思いが滲み出ている気がした。
印象的だった楽曲が2つあって、ひとつは「innocent world」。最初の3曲の中に入れてきたことに、ライブの中でこの代表曲が占める重みやメンバーのファンへの思いを感じた。個人的にはライブ序盤に聴くことで、ようやくミスチルのライブが戻ってきたと強烈に実感させられた。そして、もうひとつが「生きろ」。この日フルで初披露の新曲だった。初めて聴いた時はメロディの流れが複雑でうまく捉えられずに戸惑ったが、そのような中でも最後の「生きろ」の力強い叫びに対して、コロナの日々を振り返りながら心が震えた。

ほかにも、サビ前のダンスがコミカルな「海にて、心は裸になりたがる」、初々しさと円熟味の共存する「Replay」、桜舞う映像の演出とはかなさを感じる歌声が季節にマッチした新曲の「永遠」、アウトロが美しくかっこいい「others」、コロナ禍だからこそ心に一層響く「Tomorrow never knows」など、一つひとつの楽曲を噛み締めるように聴いた。

今回、ファンクラブ会員限定のプレライブに初めて参加できたこともうれしかった。過去に大阪でプレライブが行われた時は諸条件から応募自体を見送っていたので、今回はその時の羨望や悔しさを飲み込んで参加することができた。通常のライブと比べると演奏する曲数は5~10曲程度少ないものの、5,500円という値段で普段よりかなり小さめの会場のライブを最高の体験となった。


(セットリスト)
本編
1 youthful days
2 海にて、心は裸になりたがる 
3 innocent world
4 Replay
5 Any
6 僕らの音
7 DANCING SHOES
8 ロックンロールは生きている
9 フェイク
10 Worlds end
11 永遠
12 others
13 Tomorrow never knows
14 fanfare

アンコール
15 生きろ