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旅行やライブの記録

Ado「2nd ライブ カムパネルラ」(ライブ感想)

※コロナ禍で参加したライブについて、まだそこまで薄れていない記憶で振り返る

(概要)
公演日:2022年8月11日(木・祝)
場 所:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)


(背景)
・2020年の終わりから2021年にかけて「うっせえわ」をきっかけに関心を持ち、「踊」や「阿修羅ちゃん」の影響もあってアルバム「狂言」を楽しむようになった。
・歌い手・Ado(アド)のライブがどのように表現されるか見たいと機会をうかがっていたが、「1st ライブ 喜劇」は4月初めというタイミングに加え、Zeppで1日のみ開催とプラチナチケット化が見込まれたので断念した。
・ライブ直後、Adoさん本人が夢と語る「さいたまスーパーアリーナでのライブ」開催が発表されたので、申し込んで参加することとなった。


(感想)
約2時間ほぼ休みなく踊りを交えながらパワフルな歌声を披露し続ける姿は圧巻だった。ライブを一言でまとめるとこんな感じだと思う。

今回のライブは1日のみ開催で、セットリスト等も事前にわからなかったので、既存の曲を何度も繰り返し聴いてライブに備えた。楽しみだったポイントは、映画「ONE PIECE FILM RED」で複数の楽曲を歌うことが発表されていて、どのくらいライブに織り交ぜてくるかという点。そこで、早めから配信された「新時代」「私は最強」「逆光」の3曲はしっかり聴いておき、残りはライブ当日に初めて楽しむくらいの感じでいこうと考えた。結果として判断は正解だったと思う。

1曲目の歌唱シーンを見てまず思ったのは、「踊るんだ」ということ。ステージ真ん中にあるスケルトンの箱があってその中で歌うAdoさん。この第1段階ステージで印象的だったの楽曲は「逆光」。レーザーに殴られるという表現がぴったりな演出と、箱の中で歌うことに慣れてきて遊びを出した感じの歌い回しが特徴的だった。この曲からバンドが登場したものの、負けないロックな強い声が頼もしい。

続く第2段階ステージでは、Adoさんが箱の中から出て、ステージ奥の設置された二つの段の上段へ。このステージで最初の楽曲「FREEDOM」もインパクト抜群だった。曲のタイトルどおり箱からの解放、自由といった具合に、伸びやかな歌いっぷりだった。歌詞を模様のように活用した背景映像もカッコよくて、ライブでさらに進化した楽曲といえると思う。

そして最後の第3段階ステージはアンコールにおける平面360度展開。ここで最後に「踊」を披露し、ステージの基本形といえる平らな空間を駆け回りながら、さらに力強い声を響かせ心身を煽ってくるのは強烈だった。

ちょうどこの感想を書いている最中に発表されたのが、椎名林檎さんとのコラボ楽曲「行方知れず」。作詞作曲・椎名林檎で映画「カラダ探し」の主題歌という背景でどんな歌唱が展開されるのか楽しみに待ちたい。この件に関するコメントで林檎さんを自身にとってのスターと表現してるのを見て、今回のライブで約2時間ほぼ休みなく歌っていたのは、林檎さんのMCほぼ無しで歌い続けるライブ形式を意識したのかなと思わずにはいられなかった。


(セットリスト)
本編
1 夜のピエロ
2 ラッキー・ブルート
3 ラブカ?(feat. Ado)(柊キライ)
4 ドメスティックでバイオレンス
5 逆光(ウタの歌 ONE PIECE FILM RED)
6 私は最強(ウタの歌 ONE PIECE FILM RED)
7 レディメイド
8 阿修羅ちゃん
9 金木犀 feat.Ado (くじら)
10 花火
11 会いたくて
12 過学習
13 ダーリンダンス(かいりきベア feat.初音ミクのカバー)
14 FREEDOM
15 シカバネーゼ(jon-YAKITORY feat.Ado)
16 永遠のあくる日
17 ギラギラ
18 マザーランド
19 ザネリ(てにをは feat. v flowerのカバー)
20 心という名の不可解

アンコール
21 新時代(ウタの歌 ONE PIECE FILM RED)
22 罪と罰椎名林檎のカバー)
23 うっせぇわ
24 踊