いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2015 ~FUN! FUN! FANFARE!~(感想)+おすすめ曲紹介
いきものがかりのライブ「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2015 ~FUN! FUN! FANFARE!~(ファン ファン ファンファーレ)」に参加した。
ライブに行くにあたってアルバムを一通り聴いたので、気に入った20曲を整理して収録アルバムと感想を書いてみた。どちらかというと、歌詞よりメロディーと歌声のつくる雰囲気でどの曲が好きかどうかを判断している。これから聞く人のきっかけになればいいなと思う。
またライブの雰囲気や感想も記録に残したのでこちらも参考にしてほしい。
いきものがかりのおすすめ名曲20
ブルーバード
「My Song Your Song」の3曲目。
10thシングルでアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のオープニングテーマ。個人的にいきものがかりの中で1、2を争うかっこいい曲で、凝縮された盛り上がり・疾走感などのイメージをもつ一曲。
春
「FUN! FUN! FANFARE!」の7曲目。
生と死をテーマに含めた、しんみりする春の一曲。別れを耐え忍ぶ思いと新しい希望の予感を思わせる雰囲気にグッとくる。
帰りたくなったよ
「My Song Your Song」の6曲目。
9thシングルで映画『砂時計』主題歌。水野さんが挙げる自信作のひとつ。締めのメロディーという雰囲気をもつ一曲で、大切な人を思いながらじっくり聴きたくなる。
SAKURA
「桜咲く街物語」の1曲目。
デビュー曲でNTT「DEMPO」NTT東日本エリアCMソング。桜に正面から向き合い、タイトルにもこだわった一曲。はかないメロディーに別れの春を強く感じさせられる。
GOLDEN GIRL
「FUN! FUN! FANFARE!」の2曲目。
29thシングルでドラマ『女はそれを許さない』主題歌。朝一でテンション上げたい時に聴きたくなる曲で、突き抜ける感じが気持ちいい。
風が吹いている
「I(アイ)」の13曲目。
24thシングルでNHKのロンドンオリンピック・パラリンピックテーマソング。7分44秒といきものがかりの楽曲の中で最も演奏時間が長く、重厚さのある曲に。スローでやさしいメロディーが安心感を届けてくれる。
スパイス・マジック
「My Song Your Song」の4曲目。
ケータイ小説『恋するコンビニ』とのコラボレーションソング。別れの切なさと前向きさが同居した曲で、マフラーしながら冬に聴きたいイメージ。
夏空グラフィティ
「ライフアルバム」の3曲目。
6thシングル(両A面)で「アクエリアス ビタミンガード」CMソング。夏の定番を意識して作られたスカッとする一曲で、晴れた日に散歩しながら聴くのがたまらない。
夢見台
「ハジマリノウタ」の2曲目。
曲目の由来は夢が見える高台があればいいなという思いから。疾走感あるポップな一曲で、前向きな歌詞にパワーをもらえる。
会いにいくよ
「NEWTRAL」の5曲目。
いきものがかりの在り方への願いをこめた一曲。王道のバラードで、「会いに行くよ」の言葉の強さ・重さをぐっと感じられる。
プラネタリウム
「My Song Your Song」の1曲目。
11thシングルでドラマ『キャットストリート』主題歌。イントロの壮大な感じから一気に包みこんでくれる感じで、夜にゆったり聴きたくなる。
陽炎
「FUN! FUN! FANFARE!」の11曲目。
ラテン系の歌謡曲風なメロディーで、引き出しの多さを見せてくれる一曲。早いテンポに誘われて踊りまくりたい気分になる。
青春ライン
「ライフアルバム」の4曲目。
6thシングル(両A面)でアニメ『おおきく振りかぶって』後期オープニングソング。若いパワーあふれる歌詞の曲で、疾走感と落ち着きが合わさったメロディーがいい。
熱情のスペクトラム
「FUN! FUN! FANFARE!」の4曲目。
28thシングル(両A面)でアニメ『七つの大罪』オープニングソング。クールだけど熱いって表現がふさわしい雰囲気の曲で、ライブの演出がカッコよい。
ノスタルジア
「いきものばかり」ディスク1の6曲目。
インディーズ時代の勝負曲であり、17thシングルとしてリリースするにあたりアレンジし直している。メロディーの切なさに心つかまれる一曲で、クライマックスの歌い上げが特に心にしみる。
MONSTAR
「I(アイ)」の10曲目。
勢いで書いたという遊び心あふれる一曲。テンポの早さとコミカルな曲調にグッとひかれる。アップテンポ系の曲では一番のお気に入り。
気まぐれロマンティック
「My Song Your Song」の2曲目。
12thシングルでドラマ『セレブと貧乏太郎』主題歌。キラキラした楽しい曲でライブでの盛り上がりには欠かせない。思わず冒険の旅に飛び出したくなるようなPVも魅力のひとつ。
夏・コイ
「桜咲く街物語」の12曲目。
インディーズ時代の楽曲をリアレンジして収録。メンバー3人で歌っていて、ゆったりしたメロディーと高音、3人のハーモニーがとても心地よい。
月とあたしと冷蔵庫
「ライフアルバム」の12曲目。
インディーズ時代の楽曲をリアレンジして収録。ひとりの夜にゆっくり聴きたくなる曲で、寂しさや孤独感と向き合いながら、前を見ようという気にさせてくれる。
ありがとうや笑顔、YELL(エール)など入れたい曲はほかにもあったが今回は泣く泣くカット。今後も新曲や新アルバムが出たら加筆・修正していきたいと思う。
ライブ「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2015 ~FUN! FUN! FANFARE!~」
最新アルバム「FUN! FUN! FANFARE!」を引っ提げてのツアーで、場所は日本武道館。
●会場の雰囲気
客層は年代・性別ともに幅広い。ボリュームゾーンは20〜40歳代で、この3つの年代は均等にいた印象。MCでのアンケートで10歳未満から80歳以上まで参加してるとわかってびっくり。
カップル、男性ペア、女性ペア、ひとり、家族連れ、それぞれバランスよくいて、特定の組み合わせが多いって印象はなかった。どんな形でも参加しやすいライブだと思う。
ライブ中はほぼ立ちっぱなし。でも座れない雰囲気はない。MCで水野さんが立っててもいいし、座りながらでもいいし自分のペースで楽しんでと声かけをしてくれたのはうれしい配慮。
思ってたより手のフリは少なかった。ほぼ手拍子。特殊なのは気まぐれロマンティックぐらいだった。
●印象に残った曲
3曲の感想をメモ。演出に特徴のあった曲が印象的だった。
コイスルオトメ
バックの演奏で化けたなと感じた曲。CDで聴くのと比べて、より情熱的な曲になっていた。曲の終盤は恋するなんてやさしい表現じゃなくて、恋に狂った乙女のほうがしっくりくるような感じ。こういう変化があるのがライブバージョンの面白いところ。
笑顔
一番会場の一体感を感じられた曲。ラララ〜の合唱が心地よい。あのなごやかな雰囲気は、MCで観客の年代や出身を長い時間かけて聞いてからの演奏ならでは。
●感想
センターステージがよかった。以前ドリカムのライブで見て会場の一体感が高まりやすい形だなと思ってたのでほかのアーティストでもまた見てみたい。
光の演出もよかった。GOLDEN GIRLの出だしのレーザーみたいなのとか、YELLやLIFEでの光の輪の動きなど緩急つけた光の使い方は見ていて楽しかった。
MCは予想より長め。淡々と歌だけうたってほしい人にとってはしんどいかもだけど、アーティストとのコミニュケーションをとれる参加型スタイルが好きな人にはかなり楽しいライブ。
全体的にはバラード多めだったけど、じょいふるのタオル回しはじめ、アップテンポ系をバランスよく散りばめてるので十分はしゃげるライブ構成になっていた。じょいふるといえば、はじめて行く人はタオル持っていくか買うの忘れないように。楽しさが全然違う。
そして新曲「あなた」の披露も。モニターに歌詞表示してくれてたのでじっくり味わいながら聴けた。
あらためてこれだけ老若男女集うライブは珍しいと思った。生で聴いてみたい曲はまだあるのでチケットとれればまた参戦したいと思う。
11月にはラブとピースをリリースし、2016年3月にはデビュー10周年を迎えるいきものがかり。
ベストアルバム「超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBEST セレクション~」のリリースや、ライブ『超いきものまつり2016 地元でSHOW!!』を行うなど今後も目が離せない。