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旅行やライブの記録

時間、旗、荷物、トイレ…? 皇居一般参賀の前に知りたいこと

2019-01-02
皇居の新年一般参賀に参加した。

直前の天皇誕生日一般参賀では平成最多の人数(8万2850人)が訪れたそう。
調べてみると、中には長時間並んだものの、最後のお出ましの時間に間に合わなくて見られないまま帰ったという声も。

新年の一般参賀は平成最後の一般参賀ということもあり、より多くの人が訪れる可能性が高かった。
実際に結果を見てみると、こちらも平成最多の15万4800人が訪れたそう。

お出ましを見られないという事態だけは何としても避けたかったので、事前にネット上のさまざまなレポートを行く前に参考にさせてもらった。
今回はそのお礼のつもりでメモを残しておく。

4月1日には新元号「令和」が発表された。
そして来る5月4日には新天皇即位を祝う一般参賀が行われる。
元号で初めての一般参賀、そして10連休の人もいる中で、平成最後の一般参賀を超える人数が集まることも考えられる。

あくまでも一事例にしか過ぎないけれど、今後の一般参賀に参加する前にこの記事も何かの参考になればと思う。


●お出ましの時間はどのくらい?

だいたい5分間くらい。

●何時に行けばよい?

自分が行きたいお出ましの回の開始時刻2時間半前には列に並んでいるのが望ましい。
新年は5回、天皇誕生日は3回あるので、まずは自分が行きたい時間を決めよう。
朝早くからでも大丈夫なら、第1回を目指すのがおすすめ。
仮に第1回に見られなくても、第2回(以降)にはほぼ確実に見られるという安心感は大きい。

一般参賀にひとりで参加しても大丈夫?

長い待ち時間をひとりで過ごすのに抵抗がなければ大丈夫。
そのほか、並んでいる時にトイレに行きにくい面があるが、気にならなければ問題ない。

●第1回に行くとしたらどんな流れになる?

参考に新年の一般参賀の流れを紹介してみたい。
【流れ】
7:45 東京駅に到着。
8:00 行幸通りの列に並ぶ。
8:15 セキュリティチェックを受ける。
8:25 皇居前広場で待機。
9:15 皇居正門が開く。
9:30 正門に向かって移動。
9:45 二重橋を渡って正門を通過。
9:50 宮殿前に到着し、お出ましまで待機。
10:10 お出まし(第1回)
10:20 宮殿前を後にして、出口の門(坂下門、桔梗門など)に移動。
10:30 皇居から退出

●日の丸の旗はもらえるの?

ボランティアの人が配っていて無料もらえる。
並んでいると周囲の人が回してくれるので、列の真ん中でも問題ない。
日の丸の部分は紙製。
一般参賀を終えた後は持ち帰ることもできるし、回収している人がいるので渡すこともできる。

●荷物は持ち込めるの?

持ち込めるけど、手荷物検査を受けるために列に並ぶ必要がある。
A3サイズ以上の大きさだと預ける必要も出てくる。
おすすめはカバンなしで、財布や携帯くらいをポケットに入れて手ぶらで入ること。
手荷物検査の列をスルーできる。
混雑を横目にセキュリティチェックへスムーズに進めるのはなかなか気持ちいい。

一般参賀後も予定があるので家から手ぶらは難しいときは?

東京駅のコインロッカーを利用できる。
数百円の出費にはなるけど、現地でのスムーズさを考えるとその価値はあると思う。
待ち時間が長く、地味に荷物の重さで身体も疲れてくるので、それを減らす意味でも手ぶらに近い形がすごくラク
ただし、ロッカーは人気で時間が経つにつれて空きがなくなるので、その点でも朝早くから動くほうがおすすめ。
ロッカーは様々な場所にあるけど、ひとつ取りやすい場所を挙げるなら、丸の内口と八重洲口を結ぶ地下通路にあるロッカーがおすすめ。
比較的空いているイメージがあるのと、近くにはトイレもあるので事前準備を済ませる場所としてはうってつけだ。

皇居前広場や宮殿前で待っている間は何してる?

複数人で来ている人はおしゃべり、個人で来ている人は読書をしている人を結構見かけた。
多数の人がいる影響かネットワークが不安定なことが多く、スマホで時間をつぶすのは難しいかもしれない。

●トイレは行きやすい?

セキュリティチェックを終えた後の皇居前広場には仮設のトイレが複数ある。
広場の列に並ぶ前に行けるし、並んだ後でも行けないことはない。
ただし、並んだ後に列からいったん抜けて行く場合、同じ場所に戻るには時間がかかる。
その間に列が動いて合流が難しくなるケースも考えられるので、できれば駅などで済ませておいたほうがいいと思う。

●お出ましはよく見える?

地面に段差はなく、旗を振る場面もあるため、それらを踏まえて位置取りをしよう。
宮殿のベランダと自分の直線上に身長の高い人がいないかどうかは注意したいところ。
遠い場所からだと表情を直接捉えるのは難しいが、宮殿の両サイドに大型モニターが設置されていて、ライブ会場さながらにアップの姿を確認できる。

●スムーズに退場できる?

お出ましの後は多くの人が一斉に出口の方面に向かうので混雑する。
進むスピードは遅いので、もし素早く出たいのなら宮殿前での位置取りが大切になる。
スムーズに退場したい場合、宮殿前に着いたら奥の方を目指そう。

●実際どんな雰囲気?

いくつか写真を紹介するので参考にしてほしい。


皇居前広場で待機中。



二重橋を渡って皇居正門へ。



二重橋の上から見た皇居前広場。小さくて見づらいけど、写真下部には大勢の人がいる。



宮殿前に到着。スムーズに出たいなら奥の方へ。



宮殿のベランダが見える。時間になるとここにお出まし。



天皇誕生日一般参賀から導入された大型スクリーン。まさに雰囲気はライブ。外国語でのアナウンス表示もあり、インバウンドの波はここにも来ていることを実感する。



ついにお出まし。一斉に旗を振り、お言葉の時は静かに耳を傾ける。約5分間という短いが、特別感のある時間を体験できる。

餃子と火鍋の人気店「豚八戒」(阿佐ヶ谷)

なかなか予約が取れない餃子のお店が東京の阿佐ヶ谷にあるという。
気合を入れて電話をしたところ、何とか予約を取ることができたので、うわさの餃子専門店「餃子坊 豚八戒」に行ってみた。

お店はJR中央線阿佐ヶ谷駅から歩いて2~3分と駅近。1階は7席のカウンター、2階は最大8名の座敷になっている。
また、2017年には離れのような形で30名程度入れるテーブル席が設けられた。
これによって予約が少しは取りやすくなったそうだが、それでも予約争奪戦が大変なことに変わりはない。

予約に関しては後ほど書くとして、まずは餃子やほかの料理の写真を記録として紹介したい。お店では特色ある5種類の餃子を味わえる。



華餃子(羽根付焼餃子)。見ても食べても楽しめる。



四川風麻辣水餃子。パクチーと辛さの組み合わせが絶妙。



八戒餃子(精進蒸餃子)。肉なし椎茸系でも旨みたっぷり。



じゃがいもの細切り。芋なのに重さを感じずさらっと食べられる。



天蓮餃子(豆腐水餃子)。後半戦向きのあっさりタイプ。



明蝦餃子(海老水餃子)。海老のプリプリ感が最高。


★予約のコツ

●基本ルール
・1~2名の場合、1階のカウンターのみ18時開始で予約可
・3名以上の場合、離れのテーブル席を予約可
・4名以上の場合、2階の座敷や離れの個室テーブル席を予約可
・人気の火鍋は4名以上から

●予約は毎月の第1営業日に!
週末の予約はかなり取りにくい。直前に電話をかけても、本当に運よく空きが出たといったシチュエーションでもなければ予約は難しい。
毎月第1営業日の12時から2か月後の1~31(30)日までの予約が受付開始になるので、予定が立てられるならこのタイミングで予約を入れておこう。

ちなみに、直近で予約した時は第1営業日の12時から発信ボタンを押し始めて、つながったのは13時10分過ぎだった。ときおり休みを挟みながらではあったものの、発信ボタンを押した回数は200回以上。電話がつながった時、2か月後の週末はカウンターならどこでも選ぶことができた。なかなかつながらなくて心が折れそうになるが、あきらめずトライしてみて。

●当日飛び込みは?
お店の前に並ぶことはできるが、入れるのは空き次第。
たとえば2名の場合、予約した人たちは18時から食事を始めて、早いと19時前後には出るケースもある。1時間程度並んでもよければ、18時前に来ておいて19時前後をねらうのはありかもしれない。
または、21~22時台であればタイミングが合えばすんなり入ることもできるので、2軒目想定で入れたらラッキーな感じで向かってみるのもいいかも。

◇◇◇◇

データ

●住所:東京都杉並区阿佐谷南3-37-5

●営業時間:18:00~23:00(L.O.22:30)

●定休日:日曜日、月曜日

●最寄駅:阿佐ヶ谷駅

●参考ホームページ:餃子坊 豚八戒(食べログ)