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旅行やライブの記録

VAUNDY「one man live at BUDOKAN "深呼吸"」(ライブ感想)

※コロナ禍で参加したライブについて、まだそこまで薄れていない記憶で振り返る

(概要)
公演日:2022年9月9日(金)
場 所:日本武道館(東京都)


(背景)
・コロナ禍になってから何となくレベルで知るようになり、チケット取れないとつぶやく人が多いアーティストという印象があった。
・2022年の春に「東京フラッシュ」をフルで聴く機会があって一気にハマり何度もリピートした。この1曲だけで直感的にライブに行ってみたいと思うようになった。
・ちょうどそのタイミングで武道館公演の申込みが行われていたので、勢いで応募したところご縁があって参加できることになった。これを機にこれまでの楽曲にフルで触れるようになって、他にも好きな曲と出会うことができた。


(感想)
エネルギッシュな若い男女が盛り上がるカッコいいライブを久々に堪能した感覚があった。

・VAUNDY(バウンディ)さん側から会場が涼しいという軽い煽りもあって、思わず一瞬声出してる人がいたりと安心と危うさの境界線上を行ったり来たりでドキドキした。

・楽曲のなかでは、8個のミラーボールがキラキラと輝く華やかな雰囲気でポップなサウンドを響かせた「おもかげ-self cover-」が印象的だった。そうかと思えば、未発表曲の「極楽浄土」ではシンプルに声量と高音域を生かして、このライブで一番静かで穏やかな時間を作り出してくる。そして、地響きを感じるレーザー演出の「泣き地蔵」からVaundy跳ねまくりの「soramimi」の流れで個人的に盛り上がりMAXな感じに。もちろんハマったきっかけの「東京フラッシュ」を生で聴けたのも最高のひとときだった。

・新たな発表も驚きの連続だった。まずはホールツアー完売からの2023年冬のアリーナツアー決定のお知らせ。まだ1年以上先なので想像がつかないけれども、その頃までにどんな楽曲が書き足されてアリーナで躍動するのか期待したい。そして、最後に披露したのが新曲「mabataki」。 最初に聴いた時は率直に、オーケストラの演奏をバックにした壮大な"サビのない曲"という感想だった。ただ終了後に考えを巡らせたり色々な話を見聞きして、"ずっとサビの曲"という視点に気付かされた。シンプルだけど見方を変えるだけで全く別の物が見える経験は貴重な機会になった。ライブ翌日の0時から新曲配信開始という流れも、会場での興奮感を引き継ぐ仕組みとしてうまいと思った。

ある意味で一番驚いたのはライブ終了後。開演前の会場内に貼ってあった"深呼吸"のチラシが全てアリーナツアーのチラシに貼り替わっていた。ありそうでなくて、とてもアナログな手法なんだけどわかりやすくて印象深いPR方法で、最後まで驚き尽くしのライブだった。


(セットリスト)
本編
1 恋風邪にのせて
2 灯火
3 世界の秘密
4 life hack
5 HERO
6 二人話
7 benefits
8 おもかげ-self cover-
9 踊り子
10 融解sink
11 napori
12 極楽浄土
13 不可幸力
14 東京フラッシュ
15 裸の勇者
16 走馬灯
17 泣き地蔵
18 soramimi
19 Tokimeki
20 花占い
21 怪獣の花唄
22 しわあわせ
23 mabataki

※アンコールはなし