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旅行やライブの記録

緑黄色社会「緑黄色社会×日本武道館 “20122022”」(ライブ感想)

※コロナ禍で参加したライブについて、まだそこまで薄れていない記憶で振り返る

(概要)
公演日:2022年9月17日(土)
場 所:日本武道館(東京都)


(背景)
・リョクシャカという略称の不思議な名前のバンドがいることは認知していたものの、本格的に楽曲に触れるようになったのは「Mela!」からだった。
・2022年1月にリリースされたアルバム「Actor」を聴き、複数の楽曲に惹かれてライブに参加してみたいと思ったが、既にアルバムツアーのチケット関係は終了していた。
・その後、武道館公演が行われることを知り、チャンスをうかがって応募したところご縁があって参加できることになった。これを機にこれまでの楽曲も聴くようになり、他にも好きな曲と出会うことができた。


(感想)
・楽曲のなかで印象的だったのは、夜景の映像とダークなライトを使用した大人っぽい転換からカッコよさを爆発させた「inori」。ここから「想い人」の情感あふれる歌声を経て、「夏を生きる」につながる展開が個人的にはひとつのハイライトだった。「夏を生きる」については、青空の映像と大量のシャボン玉を飛ばす演出も秀逸で、武道館の中にいるにもかかわらず、まるで野外にいるかのようなものすごい開放感を届けてくれた。欲を言えば、1日目に演奏された「LITMUS」も生で聴いてみたかった。また、モノクロの映像とオレンジのライトを背景にした「時のいたずら」は会場全体を包み込むような温かさを感じるパフォーマンスだった。

・ほかにも、予習プレイリストのQRコードの配布や、本編とアンコールの間でのメンバー(しんご先生)によるグッズ紹介映像など、これまでのライブになかった仕掛けも見られた。パフォーマンス以外でも新鮮な体験ができる面白いひとときだった。

・手拍子や手振りの多さは最近参加したライブのなかでも屈指の多さという感覚だった。それだけ観客の層の若さやエネルギー量、バンドの勢いが交わったパフォーマンスだったと思う。「武道館で終わるライブにしない」という言葉に込められたボーカルの長屋さんの思いの強さを受けて、新曲「ミチヲユケ」の発表など、次に向かう動きの先にどのような展開が待っているのかを見ていきたい。


(セットリスト)
本編
1 Alice
2 merry-go-round
3 Bitter
4 始まりの歌
5 アウトサイダー
6 陽はまた昇るから
7 愛のかたち
8 inori
9 想い人
10 夏を生きる
11 Shout Baby
12 マイルストーンの種
13 時のいたずら
14 Re
15 Actor
16 キャラクター
17 S.T.U.D
18 あのころ見た光
19 sabotage
20 Mela!
21 ブレス

アンコール
22 またね
23 これからのこと、それからのこと